米配車王手「ウーバー・テクノロジーズ」は大阪最大級のタクシー会社「未来都」との間でスマートフォンのアプリを使ったタクシー配車サービスを23日から大阪府内で始めることになり、大阪市内で記者発表した。
ウーバーが国内で正式に事業をするのは東京、名古屋に続き3カ所目。現在、淡路島でも実証実験をしており、今後は仙台、青森でも展開する。
ウーバーの配車アプリは世界60カ国以上600以上の都市で利用されている。大阪では2025年に国際博覧会(万博)の開催が決まり、24年にはIR開業が予定されている。両社とも多くのインバウンド客が見込める今後をにらみ、便利で快適な交通ツールとしての存在感を内外にアピールする狙いもある。
大阪府もグローバル企業のウーバーの参入を歓迎しており、訪日客の利便性を高め、IRと万博を起爆剤に国際都市「大阪」を売り込みたい考え。未来都の笹井大義代表取締役COO(28)は「今後、大阪は間違いなく変わっていく。ウーバーと組むことで、お客さんの要望に応えていきたい」と話した。