実施中の新しいカジノ全面禁煙ルール、POS端末の違法決済シンジケートそして旧正月を前にした訪問客の減少、この全てがマカオのオペレーターの1月のスタートを予想よりも低迷させることにつながった。
証券会社バーンスタインの週次GGR報告書によると、1月8日から14日までの週のゲーミング粗収益が前年比で12%の改善を見せているにもかかわらず、1月前半の13日間のマカオのGGRは現時点で2018年の同期間よりも7%低くなっており、2018年1月全体の平均よりも8%低くなっている。
1月前半2週間の予想GGRは1日平均7.77億マカオ・パタカの101億パタカで、12月からは9%、11月からは7%の減少となっており、総合計とGGRの両方で一桁後半の減少があると見られている。
バーンスタインのアナリストは、最終的な1月のGGRが去年の1月を8%から12%下回ると予想しており、マカオの前年比GGRが減少するのは30か月で初めてのこととなる。