パラニャーケ市衛生局は、フィリピン・オフショア・ゲーミング・オペレーターズ(POGO)が、現地当局による定期検査受け入れなど、強化された健康安全対策の実施に合意したと話す。この合意の前の日曜には、フィリピン国内で44歳の中国人男性が新型コロナウィルスによる肺炎で死亡しており、中国大陸以外では初の死亡例となった。
国営フィリピン通信社のPhilippines News Agencyによると、オルガ・ヴェルトゥシオ(Olga Virtucio)博士が月曜、この感染症の予防対策の確立において国内のPOGOが地元衛生当局との協力を約束したことを明かした。
ヴェルトゥシオ博士は、対策は主に、大半の労働者が中国大陸から来ているPOGOオフィスの検査を強化しながら、POGOに対してこの病気とその予防に関する情報と教育を提供することだと付け加えた。
ヴェルトゥシオ氏は、「彼らは訓練を受けた社員ではなく、必ずしも衛生担当の社員ではない。だから現地レベルでそれに合わせて指導していく必要がある。これら全ては、大きな組織、つまりこれらのPOGO組織が適切な情報を得ていることを確実にするために実施される。このような時に非常に重要になるのは、まさに情報と教育だ」と述べた。
博士は、施設の安全確保に向けて、ホテルも新型コロナウィルス情報キャンペーンおよび強化された衛生検査に含まれることになると付け加えた。
月曜時点で、フィリピンは新型コロナウィルスに感染の可能性がある人物80人に検査を行い、2人の陽性が確認され、30人が陰性、そして48人が現在も結果を待っている。