大阪府・市は、「令和元年度『知る、分かる、考える、統合型リゾート(IR)セミナー』(第1回 6/20・第2回 7/3)」を開催することを公示した。
コンセプトは、府民・市民にIRについて知り、考えてもらうための、府民・市民向けセミナーとのこと。
大阪府・市は、今年2月に策定した大阪IR基本構想(案)により、大阪IRの目指す姿を打ち出しており、夢洲へのIR誘致に積極的である。それらを踏まえ、市民への理解を深めることを目的としたものと見られる。
セミナーのプログラムは
・職員による「大阪IR基本構想(案)」の説明
・講師 溝端 宏 氏(大阪府・大阪市IR推進会議座長、公益財団法人大阪観光局理事長、元観光庁長官)による講演「(仮題)IRは21世紀の大阪の観光・都市魅力・地域振興の起爆剤」
・質疑応答
等が予定されている。
大阪では今月15日〜16日に、海外のIR事業者と地元企業、そして地方自治体の代表者を含む様々な業界関係者が一堂に会する展示会及び会議イベント「第1回[関西]統合型リゾート産業展」も開催されており、米MGMリゾーツ・インターナショナルがオリックスと共同で、大阪府・市が始めた「コンセプト案」募集(RFC)に応じる方針を発表したのに続き、米ラスベガス・サンズ、メルコリゾーツ&エンターテインメント、ギャラクシー・エンターテインメント、米ウィン・リゾーツなどもRFCに応募する意向を示しているなど、IR誘致へ急速に動き出している。
大阪府・市としては、府・市民のIRへの理解を深めてもらい、この勢いに弾みをつける構えだ。