7日、長崎 佐世保市長選で4選を果たした朝長則男市長が初登庁し、IRの誘致や国際クルーズ船の受け入れ、企業誘致など、これまでの3期12年の間、力を入れてきた8つのリーディングプロジェクトを継続して推し進め、産業の振興を図るという方針を改めて示した。
朝長市長は「これまで佐世保市の市政がスムーズに進んだのも職員の力のおかげ」また、「『可能性のあるまち』を形にしていくのが役割であり、職員の皆さんの大きな力が必要」と職員をたたえ一丸となって新たなスタートを切る姿勢を示した。
長崎は、大阪・北海道・和歌山などと並び、IR誘致に積極的な有力候補地の一つ。
先月、佐世保市にあるハウステンボスは、IRの誘致に成功した場合、宿泊施設を擁する土地30ヘクタールを売却する事で基本合意したと公表しており、IRが誘致されれば年間100〜200万人の来場客増加を見込んでいる。
今後は、国が三ヶ所となる自治体の選定に対する基本方針を策定、自治体は事業者を公募で選定し、策定計画を国に申請するという流れである。
朝長市長は「10年以上前からIRの研究を重ねており、地域間競争に打ち勝ちたい」と意欲を見せている。
市長が満を持して4選を果たした今、長崎 佐世保市は長い年月と労力で固められたIR誘致への道を一気に邁進していく構えだ。