フィリピンのゲーミング規制当局であるPAGCORは、フィリピン・オフショア・ゲーミング・オペレーター(POGO)スキームの下で、オンラインゲーミング事業者にサービスを提供するプラットフォームプロバイダー数を「200弱」にまで削減したと述べた。
今週マニラで記者からの質問に答えたPAGCORのアンドレア・ドミンゴ議長は、以前はフィリピンのオンラインゲーミング規制に従わずに営業を行っていた違法事業者が約30,000いたことを考えると、現在の数字は大きく減少したことを意味していると語った。
Inquirerによるとドミンゴ議長は「ドゥテルテ大統領からの違法オンライン賭博根絶という命令の実施に真剣に取り組んでいる。根絶されるまでこの取り組みが終わることはない」と述べた。
議長のこの発言は、政府が違法オンライン賭博行為を取り締まることを目的とする省庁をまたいだ新しい協議会の発足を発表したことを受けたもので、PAGCORは、今後フィリピン国家警察、国家捜査局、入管管理局そしてサイバーゲーム局とさらに密接に協力していくことになる。
PAGCORは最近、POGOが2018年に73億6,500万比ペソ(約2億9,230万円)の収益に貢献したことを明かしており、これは前年の貢献額の約2倍に当たる。