最高経営責任者
マカオ・スロット株式会社
パワースコア: 577
昨年の順位: 無
評価理由
- マカオで唯一認定されたスポーツくじ事業者を監督
マカオでのスポーツくじだけでなく、あらゆる形態のオンラインギャンブリング(競馬は置いておいて)も独占しているマカオ・スロット株式会社は、STDMのギャンブリングの王スタンレー・ホー(何鴻燊)氏の下で1980年半ばに設立された。
最初は宝くじ事業者であった同社は、1998年にサッカーくじの販売権をマカオで唯一獲得し、2年後にはバスケットボールくじの販売権も追加した。2002年マカオのSAR政府が複数のカジノ事業者にコンセッションを分配した際、マカオ・スロットはマカオで唯一スポーツくじのコンセッション保有者となった。
その権利が正確にどのくらいの期間続くかはわからない。同社は、2016年に獲得した5年延長のライセンスが、2021年6月に満期を迎えるが、それはSARの第6番目のカジノコンセッションの再入札予定をしている約1年前である。
その間、CEOのスティーブン・ホー氏は、2019年1億5,480万パタカ(1約3億3,294万円)の利益を管理し、2018年比べ30%下落となったが、現ライセンス期間の最初の年(2016年)に7億パタカ(約15億円)弱の売上から1億1,790万パタカの利益を得た時よりも大幅に上昇した。
マカオのスポーツくじの自由化の考えは、長い間カジノ経済を多様化する手段と言われてきたが、マカオ・スロットの深い相関関係と同時に、その夢が現実化するかどうかは時を経ればわかることだろう。