代表取締役同席会長
マカオ・レジェンド・デベロップメント
パワースコア: 664
昨年の順位: 40
評価理由
• ホテル、カジノ、レストラン、ショップ、娯楽施設を持つマカオ・フィッシャーマンズ・ワーフのディベロッパー
• 9月に会社の20.65%の株式をタク・チュン・グループのレヴォ・チャン会長に売却
• ラオスのサヴァン・ジェンド・リゾートを運営
我々が目にしているのはデイビッド・チョウ氏の出口戦略なのか、はたまた、SJMライセンス傘下のマカオサテライトカジノ事業者トップで世界への大志を持ったホスピタリティ分野の起業家として、自身の活力あふれる物語の次章を書いているのか。
9月、香港に上場するマカオ・レジェンドから、チョウ氏が20.65%の株式をタク・チュン・グループのレヴォ・チャン会長に売却したという発表があった。チョウ氏はマカオ・レジェンドの同席会長の座には留まる予定で、3月にCEOの職を引き継いだ妻のメリンダ・チャン氏はその役職に残る。夫妻はまた、残りの9.89%の株式を保持することにも同意した。同社は小売、エンターテイメントそして会議サービスと並んで、半島のアウター・ハーバー・フェリーターミナルに近いマカオ・フィッシャ ーマンズ・ワーフにある2つのカジノと4つのホテルを所有し、タイ人プレイヤーを対象にするラオスのサヴァン・レジェンド・リゾートを運営する。
マカオ・レジェンドはアジアの他に、アフリカの北西沖に浮かぶ10の島からなるポルトガル語圏のカーボベルデでホテルとカジノを開発している。チョウ氏は、カーボベルデに別の事業機会を探求していると伝えられており、株の売却から得た13億香港ドル(約180億円)がその目的の一部として使用される可能性がある。
1980年代にスタンレー・ホー氏と一緒に働いていたジャンケットプロモーターのチョウ氏は、初期のサテライトカジノ事業者になった。元マカオの規制担当者で、妻も立法議員であるチョウ氏は、独自のカジノコンセッションを手に入れるために長きにわたってサテライト事業に従事してきた。おそらく、マカオ・レジェンドの新たな所有構造がその目標を前進させることだろう。