アリストクラートがマカオのモーフィアスで開催した年に一度のクリスマスパーティで同社の信念を強調した。
マカオで行われるアリストクラートの毎年恒例のクリスマスパーティは、顧客や友人たちとのつながりの場としての役割を果たすとともに、恵まれない人々を助ける機会としても輝いていた。
プレゼントを集めるためにある「寄付の木」とパーティ中に行われたくじ引きチャリティは、同社が持つECF孤児院やマカオ扶康会(Fuhong Society of Macau)との強いつながりを示していた。
アリストクラートのアジア太平洋地域、販売&事業開発部長のロイド・ロブソン氏は「アリストクラートが信念としているものの大部分は、CSR(企業の社会的責任)です。
今夜ここには我々が支援を行ういくつかの団体がいらっしゃっています。その1つ目がECF孤児院です。見ての通り、寄付の木の下には、今日ここに集まった全員が持ち寄った文房具やプレゼント、おもちゃなどが置いてあります」と紹介した。ロブソン氏は、アリストクラートの従業員や関係者がECF孤児院に身を寄せる子供たちにプレゼントを持ってきたことに触れた。この孤児院は5歳から18歳までの、親を無くした子供たち、または両親が常時世話をすることができない子供たちの支援をしている。
ロブソン氏は「当社が支援を行う2つ目の団体が扶康会です。この地区にいる障害のある人たちの発達および作業療法を支援する団体です。当社が非常に長い間サポートしてきた団体です」と続けた。マカオ扶康会常務理のジェニファー・チャウ氏は同団体が、知的障害や心の病気を持つ人々のリハビリを支援すると同時に、参加している幅広い活動を説明した。
「我々は職業訓練所を持っており、障害の程度が重い人のための介護センターもあります。また、親のいない、または両親が世話をすることのできない障害を持つ人々のための入所サービス、24時間サービスも提供しています。両親が他界しているなどのケースで、障害を持つ人たちが当団体の入所サービスに滞在します」と説明した。
チャウ氏は、障害を持つ人々の社会的スキルの向上を目指しており、マカオ扶康会が展開するものに、「いわゆる社会的企業もあります。障害を持つ人々により多くの仕事を提供するために、例えば、ハッピーランドリー、古着を販売するハッピーマーケットなども営んでいます。他にも、音楽療法、演劇療法、ダンス療法を行うハッピーアートもあります」と付け加えた。
扶康会は、自閉症の子供が作った虹色の花のロゴを使用して、同団体が販売する商品をブランド化しており、全ての収益は慈善事業目的のために使用される。それらの商品は、マカオ全土にある様々な売店に置かれている。
アリストクラートは、多くの地元の慈善団体の支援を続けると同時に、会社自体もますます力をつけ続けており、ロブソン氏は、2020年に何が待ち受けているのか楽しみで仕方ないと語った。
同氏は、「マクロ的観点から見て、非常に面白い1年でした。明らかに香港では問題に直面し、GGRは市場の観点から見て少し寂しい状態ですが、そうは言うものの、街にあるほぼ全ての大きな団体から、多くの活動に継続して投資が行われています。これはこの市場がどういうものなのか、そして将来どうなることができるのかに関して非常にはっきりと信頼が置かれているということを示しています。
そして、インフラの観点から言うと、2018年に港珠澳大橋が開通し、2019年後半にはライトレールが開通しました。そしてマカオにとって重要な質問というのは、2020年、次に何が起こるのか?ですね」と語った。