CEO
江原ランド
パワースコア: 763
昨年の順位: 35
評価理由
• 韓国で唯一の国民向けカジノの成長を取り戻した
• カジノの収益を制限する施策を策定した政府の会計監査局から江原ランドに加わった
国営の江原ランドは韓国で唯一入場時に外国パスポートの提示が求められないカジノで、2017年12月に2つの大きな問題を解決するためにムン・テゴン氏に声がかかった。これまでのところ、彼はソウルから3時間の場所にあるこの山間のリゾートで、その2つの問題の両方において成功している。
ゲーミング粗収益を制限するために設けられた多くの施策の中で、江原ランドには収益上限が設けられている。そしてこの施設は常にそれを超過してきた。ムン氏は、国のGDPに基づく収益上限を設定した政府の会計監査局で働いていた。2018年度ゲーミング粗収益は、2017年から8%減少して上限におさまった。そして営業利益は19%下落した。収益削減策は行き過ぎていた。
今年、江原ランドは修正を行い、短縮営業時間を午前10時-午前4時から正午12時-午前6時へと変更し、ピーク時には削減したテーブル数を増やして配置した。それによって上半期のゲーミング粗収益は2018年から24%増加した。非ゲーミング収益は、昨年オープンしたウォーターパークに後押しされて14%増加した。拡張計画には、江原地方の採鉱の歴史を称える文化テーマパークや健康への取り組みなどが含まれる。
また、ムン氏の前任者は、政治的動機に基づいた雇用や会社資金の私的流用疑惑など江原ランドに「スキャンダルにまみれた施設」というイメージをつけた。これまでのところ、ムン氏はよりクリーンかつ財政的に安定した運営を行なっているようだ。