取締役名誉会長
セガサミーホールディングス株式会社
パワースコア: 651
昨年の順位: 49
評価理由
• 日本最大のパチンコ事業者の1社
• 韓国発の統合型リゾート、パラダイス シティの共同経営者
里見治氏がサミー・コーポレーションを設立し、パチスロ機を販売する最初の投機を立ち上げたのは1975年。44年後の現在、同氏は相変わらず野心を抱き続けており、日本初のIR事業者の1人となるように同社の位置づけをしようとしている。
セガサミー・ホールディングスは、サミー・コーポレーションがビデオゲームの巨大企業セガの支配株式を購入した後、2004年に設立された。以来、この複合企業はパチンコとパチスロの販売、アミューズメントセンターの運営、ゲームセンター機械、テレビゲームの4つの主要セグメントにビジネスの焦点を当ててきた。
しかし、日本のパチンコやパチスロ業界に暗雲が立ち込め出したため、里見氏は同社を新しい方向に導いた。2013年、セガサミーは韓国の外国人専用カジノ事業者であるパラダイス・グループと協力して、韓国初の統合型リゾート、パラダイス シティを建設した。セガサミーが45%の株式を保有し、2017年4月に13億米ドル(約1,416億円)のプロジェクトが発足。利益を出すのに当初の予定よりもかなり長い時間を要しているが、最近の結果はより有望だ。
しかし、パラダイス シティは、カジノを日本の地で運営するという同社の真の目標の、単なる準備運動にすぎない。セガサミーは、来年発行が予定されている3つのIR営業権の1つを追求することで、深刻な競争に直面しているが、地元という優位性は依然として切り札となったままである。
「当社は他の日本企業とは異なる立場にいる」と里見氏は4月に投資家に語 った。「現在、本格的なリゾートに向けた壮大なデザインを目指し、カジノ運営も含む形で統合型リゾート事業への参入を図っている唯一の日本企業であることが誇りだ。これが当社の最大の利点だと信じている」。