社長兼業務執行取締役
ウィン・マカオ
パワースコア: 1,450
昨年の順位: 23
評価理由
• ウィン・リゾーツでの10年を含む30年以上の業界経験
• マス市場の確かな経歴
ウィン・パレスのマス市場での存在感を高めるという任務で2016年後半に社長に任命されたイアン・コクラン氏は、マスの収益を大幅に改善させるなど、今年の目標を確実に達成した。
同社の2019年第2四半期の収益結果は、ウィン・パレスでのカジノ収益が0.7%増の5億2,850万ドル(約572億円)を示しており、マス市場のテーブル・ドロップが4.0%増加して12億7,000万ドルになったことで、プラスに押し込まれた。強力な勝率により、マスのテーブルゲームの勝利は2億9,690万ドルに増加し、当四半期のゲーミング粗収益の半分以上を占めている。
ウィン・パレスでの好調な業績が続いたため、ウィンの1億米ドルをかけた進行中の改装の際に生じた同社の最初の半島施設での混乱を償っただけにとどまらず、マカオ市場のシェアの大幅な分け前(現在15.1%程度)が生じる可能性がある。
ウィンで長い間尊敬され、2007年にホテル運営ディレクターとしてウィン・マカオに入社し、その年の後半にウィン・リゾーツ(マカオ)SAの社長に就任したコクラン氏の次の任務は、ウィン・パレスのフェーズ1拡張の開発を監督することである。これは、プレミアムマスセグメントでの露出の増加を目的とした20億米ドルの開発だ。2021年の起工により、拡張には650室の新しいホテルタワーやアート、エンターテイメント、飲食施設を備えたクリスタル・パビリオンも追加される。