最高執行責任者
サンズ・チャイナ
パワースコア: 711
昨年の順位: ONES TO WATCH
評価理由
• 2月にサンズ・チャイナの代表取締役社長として任命された
• 2013年にラスベガス・サンズに入社して以来、大物になるための道を歩む
• 投資銀行業からゲーミングへ移動
2013年以降、ラスベガス・サンズがグラント・チャム氏を将来の主要な歯車として扱っていることは明らかだ。
「私たちは、長年グラントを知っており、みんな、彼の仕事を大いに称賛している」と、LVS会長兼CEOシェルドン・アデルソン氏は当時、チャム氏の抜擢を発表した。さらには、「彼を我々のリーダーシップ・チームに参加してもらうことは楽しみで、始めた瞬間から有意義に貢献をしてくれると期待している。現事業の再検討を続けたり、株主に資本を還元したり、アジアでの新しい開発機会を追求する計画を実行するにあたり、グラントは我々が今後直面する様々な機会を最大限にする上で重要な役割を果たす」と述べた。
チャム氏はアジアを拠点とするグローバルゲーミングストラテジーの上級副社長として入社し、当時は、LVSグローバルゲーミングオペレーションの社長として、現在はLVS社長兼COOであるロブ・ゴールドスタイン氏の直属となった。
UBSインベストメント・バンクで14年間働いていた間にLVSの役員の目に止まった。チャム氏はオクスフォード大学を優秀な成績で卒業した後、UBSで2006~2013年までアジアゲーミング研究を監督した。2007~2010年まで、上海で中国の資産研究も監督し、その後出身地である香港での資産研究を監督した。
筋書き通り昇進段階を昇り、2015年にLVSマカオの子会社であるサンズ・チャイナの参謀長に任命され、今年2月にサンズ・チャイナの最高執行責任者(COO)に指名された。まだ45歳のチャム氏はこれからも昇り続けるだろう。