日本のゲーム開発会社であるコナミが、最近リリースした競馬ゲーム「Fortune Cup(フォーチュン・カップ)」に寄せられる大きな関心を背景に、東南アジア市場でプラス成長となっていることを、コナミのマーケティング&プロダクトマネジメントのシニア・ディレクター、スティーブ・ウォルター氏が明かした。
2018年9月30日までの6か月間に、ゲーミングおよびシステム部門での利益が28.4%増の1410万米ドルとなったことを報告した後に、同社が2019年にフォーカスする主要分野を議論する中で、ウォルター氏は好調な成長を見せた地域としてラテンアメリカとヨーロッパを挙げたが、アジア、主に「Fortune Cup」が特に好調な結果を見せているカンボジアとベトナムの新興市場で穏やかな成長となったことも付け加えた。
ウォルター氏は「このゲームが残してくれた結果を非常にうれしく思っており、これらの国々で差異ポイントとしてプレイヤーとうまく共鳴している」と語り、「アニメーションとリアリズムは驚くべきもので、人々はこのゲームに引き寄せられている。ゲームセンターにあるような楽しいゲームであると同時に、そこにギャンブルの要素が加わっている。
同じ施設の中には通常のスロットマシーンゲームもある。しかしそこに『Fortune Cup』を入れることで、我々は『他とは違うものがありますよ』と訴えている」
ウォルター氏によると、最もうれしいことは、「Fortune Cup」が、従来の電子ゲーム機(EGM)に同様の魅力を感じていないプレイヤーに与えてきた影響だという。
「北アメリカでもこの製品を発売し、そこで我々が見ているのは、通常はスロットマシーンで遊んでいないプレイヤーが実際に『Fortune Cup』は楽しんでいる光景だ」とウォルター氏は説明した。
「彼らはユニークな経験としてこのゲームを見ている。おそらく彼らは、EGMでのプレイには同じ価値を置いていないが、このゲームセンター風の競馬ゲームをギャンブルの手段として使用することだろう」