社長兼CEO
トラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループ
パワースコア: 591
昨年の順位: 42
評価理由
• 2009年フィリピン初の統合型リゾートとしてデビュー以来、リゾーツ・ワールド・マニラを主導
• ホテルオークラの6億5,000万米ドルのグランドウィング拡張が完了
• 待望のエンターテインメント・シティ計画を、香港のサンシティグループとのパートナーシップにより実現化
2009年開業時、フィリピンの首都においてリゾーツ・ワールド・マニラがゲーム業界のやり方を変えた。国の玄関口となる空港の外れにある、トラベラーズ・インタ ーナショナル・ホテル・グループのカジノ、ホテル、ショッピングモール、映画館の集合施設は、特に過去の基準に従って政府が運営しているPAGCORカジノと比較すると、圧倒的に魅力的であった。しかし、2013年3月のソレア開業が、ゲーミング製品と他のものとを合体させ、マニラ湾沿いのエンターテインメント・シティの始まりとなった。そして、リゾーツ・ワールド・マニラ以上に、ゲーミング業界の中心的存在となった。
さらに2つのIR施設が、エンターテインメント・シティに上陸した際、フィリピンの大富豪であるタン氏のアライアンス・グローバル・グループと、ゲンティン香港の合弁事業が、RWMの共喰いのリスクを承知の上で、いつそこで構想を展開するのか、または、たとえそこで展開するにしてもいつするのかについて憶測が高まった。今、その答えがある。トラベラーズは、アルヴィン・チャウ氏のサンシティグループが保持する多数派とカジノホテルの発展に関する過半数未満の株式を保持している。そのカジノホテルは、RWM周辺のメガワールドのニューポートシティ開発に似た、メガワールドを傘下としたアライアンス・グローバルによって開発されたより多くのホテル、ショッピングモール、映画館、住居計画を備えた31ヘクタール(77エーカ ー)のウエストサイド・シティ計画の一部である。
RWMが2017年7月に致命的な打撃を受けた後、トラベラーズはグランドウィング拡張のための6億5,000万米ドル調達を急いだ。マニラ発のホテルオークラは、今四半期に客を受け入れる予定で、すでに開業している山里レストランの署名により拡張事業が完結となる。ゲーミングエリアを含む追加は、受けた打撃からの回復を助けたが、トラベラーズは、昨年のマニラの株式市場から上場廃止して以来、どのくらい重力に逆らうのかわからない。