Inside Asian Gaming

2022 年 1月 IAG JAPAN 27 ロナの感染拡大、さらなる遅延が予想 されること、そして日本のIRプロセスを めぐる不確実性をあげた。 横浜によるIR誘致断念の別の被害 者、メルコリゾーツは「適切な機会」が 現れたときには日本でのIRライセンス 獲得にまだ全面的に強い思いを持って いると話す。今のところ、それは現れて いないようだ。 メルコ同様、ギャラクシーは公に、ま たは正式には撤退していないものの、 現時点で日本でのIRの機会を追い求め ていないことから、事実上その状態に ある。ギャラクシーについては、日本の 現地スタッフをピーク時の25人以上か らたった1人に削減したことが分かって いる。 モヒガン・ゲーミング&エンターテイ ンメントも長崎でオシドリ計画と提携し た後、プロセスから撤退した。オシドリ が不合理性を訴え、長崎県の嘘や不当 行為を非難するという非常に大きな物 議を醸した状況の中での撤退だった。 モヒガン・インターナショナルのボビー・ ソーパー社長は、2021年12月のIAGと のインタビューの中で、日本について「 Suncity Group was one of multiple operators to shut down its Japan office in 2021. サンシティグループは2021年に日本オフィスを閉鎖した多くの事業者の1社だった。 確実に、多くの人が考えていたのとはか なり違う形で進んだ。規制上の要件、短 期間のライセンス、多くの企業にとって 筋が通らなかった多くの理由がある」と 語った。 MGMリゾーツは世界の主要事業 者の中でもっとも日本に熱心だった。 前会長兼CEOのジム・ムーレン氏の下 で、MGMは「大阪ファースト」キャンペー ンに多くをつぎ込んだ。業界内部の人 たちの間では、優に100億米ドルを超え るIR投資額が静かにささやかれた。しか し、ライバルであるギャラクシーやゲン 巻頭特集

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