Inside Asian Gaming
IAG JAPAN DEC 2021 116 10 YEARS AGO G alaxy Entertainment Group will head into the new year on the brink of unveiling Galaxy Macau Phase 3, so it seems apt to take a step back in time and explore the evolution of this iconic Macau integrated resort. Galaxy Macau featured as the cover story of Inside Asian Gaming ’s December 2011 issue and, despite being open for just seven months by that stage, it was already clear this property was very quickly changing the face of Macau gaming. Sitting in last place among Macau’s six concessionaires in terms of revenue share in 2010 – primarily due to the extremely small footprint of its original Macau casino at StarWorld – the opening of Galaxy Macau saw GEG rapidly soar into second spot behind only SJM thanks to the expansion of VIP baccarat capacity in rooms designed by globally renowned casino architect Paul Steelman. Galaxy Macau’s success was an early sign of Cotai’s emergence as the home of gaming in ギ ャラクシーエンターテインメントグループは、 ギャラクシー・マカオ第3フェーズの公開を目 前にして新年を迎える。そこで、過去にさかの ぼり一歩踏み込んで、この象徴的なマカオの 統合型リゾートの進化を考えてみたいと思う。 ギャラクシー・マカオは、Inside Asian Gaming2011年12月号の 特集記事で取り上げられた。その段階ではたった7カ月の営業 であったにも関わらず、すでにこの施設がマカオゲーミング界 の様相を非常に早いスピードで変化させているのは明らかだっ た。 主にスターワールドでの最初のカジノが極めて小規模であ ったことが原因で、2010年には収益シェアの点でマカオのコン セッション保有6者中最下位にいたGEGだが、ギャラクシー・マ カオのオープンによって、SJMに次ぐ2位へと急速にかけあがっ た。その原動力となったのが、世界的に有名なカジノ建築家、ポ ール・スティールマン設計のカジノルームにあるVIPバカラの座 席増設だった。 ギャラクシー・マカオの成功は、マカオゲーミングの本拠地と してコタイが台頭してくる初期の兆候だった。その後、GEGとサ ンズ・チャイナ(コタイにあるザ・ベネチアン・マカオ、ザ・パリジャ ン・マカオ、ザ・ロンドナー・マカオの事業者)が現地ゲーミング シーンの最大手2社として浮上したのは当然のことだ。 当時あまり予測できなかったであろうことが、マカオのゲーミ ングミックスの変化だった。マスマーケットのテーブルゲーミン グ粗収益が前年比で約450%も伸びたにもかかわらず、2011年 10月時点ではGEGのテーブル収益の14.4%を占めるだけであ った。10年先に早送りすると、マステーブルは21年第3四半期に GEGのテーブルゲーム収益の65%を占め、コロナ前の19年第4 四半期の53%から増加した。 もちろん、変わったことがある一方で、変わらないことも ある。GEGの当時のグループ社長兼COO、マイケル・メッカ氏 は、2011年にIAGに次のように語っていた。「マカオのレジャーと エンターテイメント商品を多様化し、マカオを世界レベルの観光 とレジャーの中心地として位置付けるという政府の目標をさら に助けるために、我々は非ゲーミングサービスの拡充に大きな 投資を行ってきた。そして、今後もそれを続けていくだろう」
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