Inside Asian Gaming

2020 年 1月 IAG JAPAN 93 業界プロフィール オスカー・ギハーロ(OG):経歴について少し教えていただけます か? ネルソン・チャン(NC): マカオで生まれたマカオ人です。15歳の時 に、勉強のためにオーストラリアに渡りました。そこで約10年間を過 ごし、オーストラリアの高校と大学を卒業しました。 卒業後、中国への返還直前の1999年にマカオに戻ることを決め ました。7年間ほどIT企業で働き、中国に出張したりするなどしなが ら、マーケティング、セールス、技術を担当していました。 ゲーミング業界に入ったと言えるのは2008年のことで、IGTが 買収したPGICという会社で働き始めました。ですので、最初にIGT で働いたのは10年前になります。その後、ギャラクシーに移って、ギ ャラクシー・マカオの第1フェーズのオープンを手伝いました。数年 後、退職することを決めて、ベンダー側に入りました。 2018年、ギャラクシーに戻って、1年ほどしてから、またベンダー 側に戻ることにしました。ですので、私の経歴はIT寄りで、テクノロ ジーがゲーミング業界をどう助けられるのかを見るのが好きです。 OG:マカオに戻ってから、地元出身者として街のどのような変化を 見てきましたか? NC: 1999年、マカオは非常に小さな街でした。インフラ、建物、人が 少なく、とても平和で、静かな。過去20年間、ゲーミング業界がマカ オ経済を押し上げてきました。マカオ人を経済面だけでなく、生活 面でも次のレベルへと持ち上げてくれました。しかし、個人的には 15年前ないしは20年前のマカオが好きです。マカオ人は香港人と 比べて、もう少し人生を楽しんでいました。香港人は少し忙しいです ね。マイナス面は、マカオ人にはもうその昔のマカオがない事です。 OG:では、マカオと比べてオーストラリアでの生活はどうでしたか? NC: 全く違います。オーストラリアは大好きです。もう少しゆっくりで すね、彼らの働き方は。マカオや香港とは大きく違います。ここ(マカ オ・香港)では実際、非常に速いスピードで実行し、達成します。オ ーストラリアでは、もう少し分析に時間をかけて、正しいことを見つ けます。オーストラリアはより広い範囲で物事を実践します。マカオ “Helping to optimize the floor, create more revenues and generate more customer visitation is something I really enjoy.” 「フロアを最適化し、より多くの収益を生み出し、より多くの訪問客を 獲得する手助けをすることが私にとっては本当に楽しい事なんです」

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