Inside Asian Gaming

2019 年 4月 IAG JAPAN 25 Baccarat is the most popular game as high end customers inparticular tend to come fromChina, with Koreans, Japanese and Russians rounding out the daily average of 1,000 casino visitors. 巻頭特集 業との間で、協力の余地があると見ている。 「第一に、ウラジオストクの地理的環境はユニークで、ある特定のプ レイヤー達を惹きつけるだろう。そして当社のプラットフォームには異 なる種類のアトラクションが必要だ。中国北東部、韓国、そして日本か ら近い。ビーチがあり、サマーリゾートとして楽しめる。2つ目に、利益率 が高いために、クライアントにより多く(利益を)還元できる」 ロー氏は、サンシティがプリモルスキーの他のカジノとビジネスを行 うことも予想しているが、投資をする計画はないとも付け加えた。 より広い付き合い サンシティとの繋がりは、より高い仲介手数料を要求したとサミッ ト・アセントが主張する北アジアのジャンケットグループの外へと付き 合いを多様化していくという同社の戦略に一致している。サミット・アセ ントのエリック・ランドヘーア執行役員によると、ティグレ デ クリスタル にはVIP収益の「約70%」というベースのリベート率(割戻率)があり、ロ ーリングチップで一定の基準を達成した場合には追加のボーナスが支 払われるという。昨年同社は、手数料としてVIP粗収益の77%を払い出 しており、これはローリングチップ総額の2.4%に相当する。 マカオでは、手数料はローリングチップ総額の1.25%に制限されて おり、レベニューシェア(収益の分配率)は40-40-20のパターンになる 傾向がある。税金が40%、リベートが40%そしてカジノに20%、中には 40-50-10となるケースもある。ティグレ デ クリスタルでは、税金はゲー ミング収益の3.14%となっているが、これは収益ベースではない。 税率は現在テーブル1台当たり月額12万5,000ロシア・ルーブル(約21 万円)、そしてゲーミング機1台辺り7,500ルーブル(約12万600円)に設 定されている。 サミット・アセントは最近、2018年のゲーミング収益が4億1,900万 香港ドル(約59億円)、営業総収益が2017年から1.6%減少の4億6,300 万香港ドルとなったことを報告した。この大きな理由として、VIPローリ ングチップ売上が17%減の156億香港ドル、そしてリベート後のVIP収 益が30%減の1億900万香港ドルとなったことを挙げた。これらの減少 は、ティグレデクリスタルが新しいジャンケットとの付き合いを求め、マ スマーケット事業の強化に集中したことによるものだ。ルーブル安も全 体的な落ち込みの原因となった。 マステーブルゲームは、ティグレデクリスタルの最大の収益源とな り、26%増の1億6,700万香港ドルにのぼった。スロット掛け金総額 は30%増加し、約29億香港ドルに達し、スロット収益は19%増の1億 4,300万香港ドルとなり、こちらもVIP収益を上回った。ホテルの客室稼 働率は2017年の62.2%から63.4%に上昇し、シファタキス氏は金曜か ら月曜までは通常満室になっていると話す。 調整後プロパティEBITDAは4%増の1億8,100万香港ドル(約25億 6,000万円)となり、EBITDAマージンは3ポイント増加して39.2%とな った。より利益率の高い事業構成に加えて、ティグレ デ クリスタルは、 コスト管理とローカリゼーションを通じての費用削減も達成してお り、1,050名いる従業員のうちの97%がロシア人になっている。 VIPローリングチップ売上が後半に62億香港ドルから90億香港ドル 特にVIP客の多くが中国からの客である傾向があるため、バ カラが一番人気のゲームとなっており、韓国人、日本人そして ロシア人は1日平均1,000人程が訪れている。

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