会長兼執行取締役
タク・チュン・グループ (徳晋集団)
同席会長、業務執行取締役兼CEO
マカオ・レジェンド・ディベロップメント
パワースコア: 972
昨年の順位: 23
評価理由
- ゲーミング産業自由化前の1990年代に事業をスタートさせたマカオジャンケット界のベテラン
- 2007年、スターワールドに初のVIPルーム、スターワールド・タク・チュンVIPクラブをオープン
ジャンケット事業者への中国政府からの圧力と新型コロナの影響が継続してVIP市場を不振にさせている。しかしタク・チュン・グループのレヴォ・チェン氏はジャンケット全体の数字が後退する中、その市場シェアを守るというフ ァインプレーを見せている。 しかし、タク・チュンもその圧力を感じてきた。現時点で、海外のジャンケット事業に加えて、マカオに10のVIPクラブがあることを公表している。昨年のこの時期は16だった。
一方、以前はデイビッド・チョウ氏と妻のメリンダ・チャン氏が支配していたマカオ・レジェンド・ディベロップメントをチェン氏が買収した事に関してはプラスとマイナスが入り混じった結果となっている。 現在、マカオ・レジェンドの33.2%の株式を保有する個人筆頭株主のチェン共同会長兼CEOは、2021年上半期にGGRを前年比で64%増加させ、市場を大きく上回った。しかし、会社の収益を上回る大きな損失を報告することは避けられなかった。 マカオ・レジェンドがサヴァン レジェンド リゾーツホテル・カジノを購入したラオスでの事業、そしてラオスとカーボベルデでの新施設計画が未だ深刻な混乱の中にある。
チェン氏がランドベースゲーミング、不動産そして金融へと多角化する可能性に関してはまだ決断がなされていないが、レジェンドの買収を成功させたことで、幸先の良いスタートを切った。経験豊富なチェン氏は業界に様々な脅威が迫る中、現状を維持する力を持っている。チェン氏は、ジャンケット業界にとって強い逆風が吹き荒れるここ最近は、目立たないようにするという仕事をそつなくこなしてきた。チェン氏は中国本土の国政諮問機関の会員になっており、事務所には習近平国家主席の像が描かれたプレートを飾っている。