取締役兼上級顧問
ダイナムジャパン
パワースコア: 732
昨年の順位: 27
評価理由
- 日本で2番目に大きいパチンコ事業者の最大の個人株主
パチンコ産業は衰退してきているとは言われているが、いまだ非常に大きな産業であり続けている。しかしながら、新型コロナ感染拡大の影響を痛感している業界である。
新型コロナ感染拡大の影響による営業自粛や客足の減少により、2021年3月31日締めの事業年度において、日本国内で2番目に大きいパチンコホール運営会社であるダイナムジャパンの同社の所有者に帰属する純利益が81.5%減の23億6,000万円となった結果によって示めされている。
同社は、日本46都道府県で442店舗を運営しており、昨年の448店舗より減少している。また低貸玉と高貸玉の両方のパチンコホールがある。
同グループは、パチンコの払出規制の変更に対抗した新戦略を開発し、ホ ールの標準化対応や人口の少ない都市でのホールの買収などを行っている。しかし、パチンコホールの減少については明らかに、少なくとも部分的には同社自身の関与が及ばない状態となっている。
これらは、1967年に洋治氏の父によって設立された同社の34%近くの株を保有しており、ダイナムの鍵となる意思決定者であり続けている同氏にとっては懸念となるであろう。